こだわりは成長の源泉!!

細かいところまでこだわることが上達の秘訣!!

 

テキストの本編学習(各章)が終わると、その章で学習した機能を使った4問程度の練習問題があります。

練習問題は常に白紙を準備し、テキストの完成例を見てそれと同じになるよう作成していきます。しかし、テキストでは大まかな指定しかされていません。細かい部分は自分で考えて作業を進めていくようになります。

この部分はどの書体を使っているのだろうか?

どれぐらいの文字の大きさだろうか?

どの機能を使って文字を揃えているのだろうか?

どんな計算式、関数を使っているのだろうか?

印刷された結果をみれば同じですが、いろいろな方法がありあます。

練習問題に挑戦されている皆さんがわからないことや悩んで手が止まることはしばしばです。もちろん悩まれていたらすぐにアドバイスをしたり、やって見せたりもします。

そして、受講生の皆さんが完成したと思ったら講師にチェックをしてもらい、テキスト通りにできていれば合格、保存と印刷をして次に進めていただきます。

 

しかし、チェックがとても大切です。完成例とまあまあ似ていればいいことにはしていません。

 

文字の色や、配置、大きさなど、目立つところに間違いは少ないのですが、

 

例えば、

完成例と対応する行の終わりの文字が違っている

日付数字の横幅が微妙に違っている

表の中の文字の配置がずれている

 

など、よく見ないと見過ごしてしまうところにミスが隠れています。そういうところにこそ私は注意を払っています。

もちろん、あらさがしでも間違っていることを伝えたいのでもなく、どうして位置がずれたのか、どこに間違いがあってどうすれば直せるのか、その対策方法にこそ次の成長が隠されているからです。

 

例えば2行目終わりの文字が違っていれば、

行の途中に文字が抜けていないか、余分な文字はないか

「ひらがな」のままでいいのに「漢字」なっていないか

送り仮名に間違いはないか

行の先頭に空白を忘れていないか

余白の設定に間違いはないか

 

など、いろいろな原因が考えられます。

この原因を考えることがとても大事なのです。

細かい所にこだわって完成例にできる限り近づけることで、スキルがどんどん上がっていきます。逆にこだわりがないと、成長のスピードが遅くなってしまいます。

自分の文章を作るときはどうしても制限がないので妥協するようになります。それは時間との兼ね合いで許されてしまいますが、普段からこの「こだわり」の習慣をつけておけば、より完成度の高いものを作ろうという習慣が自然とついてくるのではないでしょうか。

こだわりは成長の源泉だと思います。音楽やスポーツ、何事も同じですね。できればパソコンの学習にもこだわりをもっていきましょう。