第2回 「文字を揃える」

皆さんは文書を作られていて、文字が揃わずじれったく思われたことはないでしょうか。受講生の皆さんからも自宅で作成した文書で文字が揃わず困られた経験をよく聞きます。

そこにはいろいろな原因が考えられますが、その一つに使われたフォント(文字の書体)が関係していることがあります。下の図のように同じフォントなのに「Pがついていないタイプ」と「Pのついているタイプ」があり、その違いは「Pがついていないタイプ」は文字の形状に関わらず横幅が同じで、「Pがついているタイプ」は文字の形状によって横幅が異なります。

わかりやすくするために英字で説明したのが次の画像です。

 

 

 

 

 

 

「I」の幅を見比べていただくとよくわかりますね(幅をわかりやすくするために、あえて背景に色をつけています)。上の「Pがついていないタイプ」はA、I、Wは全て同じ幅ですが、下の「Pがついているタイプ」は文字の形状によって横幅が変化しています。

もし、作成された文書にP付フォントが使われるといくら空白等で調節しようとしても無理です。タブやインデント機能を使って揃えていくようになります。以下は、文字が揃った例と揃わない例を表しています。

 

 

 

 

 

下の「MSPゴシック」を使っている方は、いくら全角や半角の空白を入れて揃えようとしても$の位置は揃いません。

Wordの勉強が進むと前述した「タブ」や「インデント」の機能が出てきますので、悩まず揃えていくことができます。

それでは、今日の講座はここまでにいたします。また次の講座を楽しみにしてください。ありがとうございました。