前回のお話で星雲、銀河を観るには
1.F値の小さな望遠鏡(5以下が望ましい)
2.CMOSカメラ
3.PCまたはタブレットと電子観望用のアプリ
が必要なことをお伝えしました。
星雲や銀河を観たいという気持ちに火がついていた私は、F値の小さな望遠鏡を買うしかないとメーカーや機種の検討に入っていましたが、そこでまた新鮮な言葉に翻弄されてしまったのです。
「電子観望」という言葉も不思議な感覚でしたが、それは、さらに奇妙な響きのある「スマート望遠鏡」という言葉でした。
「スマート」という響きから筐体の大きさに関係あるのかと思いましたが、実は全く予想もできない(私には)望遠鏡だったのです。
結論から言うと「電子観望」に特化した望遠鏡でした(一部、肉眼で観ることのできる機種もあります)。
製造、販売しているメーカー(海外)も複数あり、価格も10万を切るものから60万以上のものまで豊富です。
10万程度で購入できる機種が出てきたことで、ここ数年、天文ファンにはメジャーな存在になったようです。
その特徴は
1.ほぼ銀河や星雲を観ることに特化しているが、月、惑星、太陽などの観測もできる。
2.スマホやタブレットがあれば他の機器は必要ない。
3.初心者(望遠鏡や天体の知識がほぼなくても)でも簡単にセットし使うことができる。
4.観たい星や星雲、銀河を画面で指定すれば、自動的に望遠鏡を向け、追尾してくれる。
5.スマホ、タブレットで観るので望遠鏡についていなくてもよい(部屋の中で観測できる)。
6.画面で観るので同時に複数の人で鑑賞できる。
など、便利な機能が満載、天体望遠鏡や電子観望が初めて、入門者にとっては本当に便利な代物です。
何といっても天体望遠鏡の扱いで厄介なのは観たい天体を視野に入れ、それを追尾しないといけないことで、そのわずらわしさを完全自動化してくれるという、これほどありがたい望遠鏡は聞いたことがありませんでした。
ベランダに設置してスイッチON。
あとは室内で観たい天体を指定して待つだけでOK!!フルオートの夢のような望遠鏡です。
私の気持ちはいっきに駆け上がってしまいました。
F値が小さな新しい望遠鏡を購入したとしても、そこから先の技術的なハードルが多々あるだろうなと想像すると、やはりここはスマート望遠鏡で行ってみようということで決着をつけました。
あとは手の出せる値段で選択範囲がどれだけあるかだけです。
ネットで調べまくりましたが、落ち着いたのはやはり今(2024年2月)一番話題の機種「SeeStar S50」です。
コスパが一番優れていると思いました。
(2024年9月 新製品「DWARF3」 が大ヒットの予想。SeeStarを越える機能を持ち、価格はほぼ同等とのこと。この世界もどんどん進化していきます)
これが、私の購入した「SeeStar」です。


本機は上部のスピーカーのような部分だけです。
三脚と赤いネジの部分は私がカメラで使っていたものを流用しています。
(SeeStarにはコンパクトな三脚が付属しています)
身体の大きさと比べて本機の大きさがわかると思います。本当にコンパクトです。
観測に関して一番大切なこと、それは本機の水平レベルです。
きちんと水平をだしておかないと、天体の導入や追尾でエラーが出てしまうのです。
タブレットの画面をみながら三脚の足で水平を調整するのですが、それだけではなかなかうまくいきません。
ネットで調べたところ、カメラ用の水平微調整用のネジがamazonn等で販売されているのでそれを使うとバッチリです。
(3,000円程度)

それではまた。